2008年02月27日
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超はネギと古菲の子孫であるという仮説の超側から見た論拠

Written By: 川俣 晶連絡先

 「21巻まで既刊一気読み完了・やはり学園祭編は凄かった」で、ネギと古菲が結ばれるという仮説をちらりと書きましたが、その話題を少しメモしておきます。

 厳密に言うと、最近考えているのは「ネギと古菲が結ばれる」ではなく、「古菲は超の祖先である」というアイデアです。

超包子の一員なのに古菲は計画を知らない §

 73時間目の扉絵は、電車屋台を背景に超包子の主要メンバー全員集合というムードです。茶々丸、葉加瀬、古菲、超、四葉が並んでいます。実際、古菲は、店の前で行われる喧嘩に用心棒として出て行くほど超包子と密接に関わるメンバーです。

 ところが、超一味の陰謀という点で見ると、あの四葉まで超の計画の内容を知っていて協力者となっているにも関わらず、古菲だけ計画を知らされていません。

たった1人、超が別れの挨拶に行く §

 超が別れの挨拶を自分から行った一般クラスメートは古菲だけです。

超と古菲の関係の非対称性 §

 別れの挨拶において、超が「分かっている」表情であるのに対して、古菲は「分かっていない」不安そうな表情になります。

つまり…… §

  • 超は自分と古菲の関係と未来を確実な情報として知っているが古菲は知らない。知らせてもいない
  • 超は古菲を親しい人間として身近に付き合いたいと思っていた
  • 超は古菲を計画から意図的に遠ざけている (危険から遠ざけている)

 これに、超と古菲は文化的、身体的に似通った部分があることを加味すれば、実は古菲が超の祖先であるという仮説が浮上します。

この仮説で説明できること §

 超と古菲は中国系というキャラが明らかにかぶっています。この仮説が正しいとすれば、キャラがかぶるのは血縁関係を示す伏線となります。

この仮説は何ではないか? §

 この仮説は、超に流れる血の一部が古菲のものである可能性を示唆しているだけです。つまり、ネギと古菲が結ばれるという論拠を示してはいません。たとえば、ネギの子供と古菲の子供が結ばれて、その子孫が超であっても成立します。あるいは、超がネギの子孫であるという発言がフェイクであり、実際にはネギの子孫でない場合でも成立します。

単なるメモだけ §

 以上、単なるアイデアのメモだけです。結論はありません。

 ちなみに、古菲がネギに対する好意を持っているように見える描写はいろいろあるので、最終的にネギと古菲が結ばれる可能性も十分にあり得ると思います。

 (実際、古菲がネギに時々見せる妙な態度は気になっていました)

 ただ、この路線を突き詰めていくと、ネギが明日菜と結ばれない合理的な理由が欲しくなってきます。

 更に、そのあたりを推し進めようとすると、急に「ネギの母親って?」「ネカネって本当の姉?」「魔法世界ってもしかして火星?」といった別の難しい問題が湧き出してきて目が回りそうです。

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